看護師が転職を成功させるには

転職サイトの利用がカギ

転職して悩みを解決したいと考える看護師は、まずは看護師向けの転職サイトに登録するところから始めましょう。看護師は業界全体で人手不足ということもあり、求人の数は非常に多いです。そのため、自分だけで探そうとするとどこが良いのか迷ってしまい、なかなか決められなくなってしまいます。転職サイトに登録すれば、担当者が付いてあなたの要望をヒアリングしたうえで、条件にマッチする求人を転職サイト側で探してくれます。手間をかけずに自分に合う求人に出会えるので、効率的な転職活動が可能になるでしょう。

退職の時期について

今の職場を退職する際には、直前に退職の意向を申し出るのではなく、きちんと就業規則を確認して期限を守ったうえで伝えるようにしてください。トラブル防止に加え、退職金や有給消化などにもかかわってくるポイントになります。また、時期としては夏冬のボーナス支給後がおすすめです。求人が多く出るのもその時期になりますので、退職の時期を決めたらそこから逆算して早めに準備をしていきましょう。

条件面の注目ポイント

給与はもちろん重要ですが、それとあわせて福利厚生にも注目しましょう。有給休暇の日数や家賃補助など職場によってその内容は異なりますが、例えば家賃補助がある場合、給与は他の病院より若干少なくても、家賃補助があるおかげで結果として収入額が多くなる、といったケースも考えられます。
逆に、給与面よりもプライベートの時間を確保したいということであれば、勤務体系などをしっかり確認しておきましょう。例えば夜勤回数について、「月に5回のみ」という職場もあれば、「月に4回から8回」と回数に幅のある病院もあります。自分のライフスタイルに合う条件を見極めて検討するようにしてください。

転職先の看護師事情をチェック

条件面で自分にマッチする求人を見つけたら、その職場で働く看護師の年齢層に注目してみましょう。自分と同年代が多いほうが働きやすい、または年上がいたほうが安心、など人によって好みはあるかと思いますが、年代によって受けてきた教育の内容が違いますのでその点は注意してください。例えば40代以上の看護師ばかりの職場に転職した場合、「仕事は見て覚える」というような風土があるかもしれません。また、子どもがいる場合は、転職先にも子育て中の看護師が多いかどうかを確認しておきましょう。転職先に独身者しかいなかった場合、子どもの体調の変化などで急な休みが必要になった際、理解を得ることが難しくなるかもしれません。
このような情報は求人情報を見ただけでは分からない部分なので、転職サイトの担当者に確認してもらうようにしましょう。病院側と頻繁にやり取りをしていますので、内部情報を教えてもらうことができます。