低い給与に対する解決策

都市部の私立病院に転職

今住んでいる地域が都市部近郊の看護師は、私立大学病院に転職して給与アップを狙うという方法があります。私立大学は学校法人などの収入があり、経営に余裕があることから他の施設と比べても基本給が高いという特徴があります。そして物価水準は当然都市部のほうが高いので、結果として高い給与を得ることができます。

訪問看護師に転職

最近需要が高まってきている訪問看護師に転職するというのもありです。訪問看護とは患者の自宅に行って看護を提供する仕事のことを指しますが、時間外手当やオンコール手当が充実しており、高い給与が期待できます。また、需要が高く人手不足であることから、できるだけ条件を良くして応募を募っている事業所が多くあります。今後もますます求人の数が増えていくことが予想される仕事です。

スキルアップ＆キャリアアップ

今よりもスキルアップをして、給与アップを目指す方法もあります。具体的には、「認定看護師」や「専門看護師」などの資格がおすすめです。認定看護師とは、救急看護などの特定の分野において高い技術と深い知識を持った看護師のことで、患者へのケアに加えて他の看護師への指導や相談を行う役割を持ちます。専門看護師は、がん看護や精神看護などの専門分野で高いレベルの看護を提供できる看護師のことを指し、患者やその家族からの相談を受けたり、疾患に対して論理的解決を目指すことなどが役割となります。こういった資格があることで、より高度な医療を提供する病院で働くことが可能になり、結果として多くの給与を得ることができます。
また、上位資格を持っていることで管理職に昇進できる可能性が格段に上がります。主任や看護師長などの役職には限られた数しか就くことができませんが、このような役職に就くことができれば大幅な給与アップが可能になります。資格を取得したが、すでに管理職のポストは埋まってしまっているという場合は、管理職を募集している求人に応募するという方法があります。ただし、管理職の求人は一般的に公開されていることは少ないため、非公開求人を扱っている転職サイトの利用がカギになります。

手当が充実した病院に転職

最後に紹介するのは、体力的に大丈夫そうであれば、夜勤手当が充実している病院に転職するという方法です。その際には、「夜勤手当」と「深夜割増賃金」の両方が支給される病院を選ぶようにしましょう。両方の手当が支給されるのは、比較的病床数が多い病院に多いようです。そして、3交代制よりも2交代制の病院のほうが、夜勤の勤務時間が長くなるのでおすすめです。手当は病院ごとに内容が異なるので、事前にしっかり調べてから転職するようにしましょう。