退職したいと思ってしまうワケ

看護師は離職率の高い仕事です。なぜ、多くの看護師は退職してしまうのでしょうか。そこには様々なワケがあります。まず、看護師は民間の企業とは違い、独特の人間関係の中で働くことになるため、そこで発生するストレスに悩まされることがあります。そして、患者の命にもかかわる重大な役割を持つ仕事なのに、今の給与だと割に合わないと考える看護師もいます。人間関係や給与だけではなく、他にも看護師が退職を考えてしまうきっかけがいくつか存在します。

人間関係のストレス

看護師には特有の人間関係のストレスがあり、それを理由に退職を考える人が多くいます。まず、新人看護師として働き始めると、先輩看護師がプリセプターとして指導を行ってくれますが、あまりにも厳しい言葉に心が折れてしまうケースがあります。その他にも、男性医師や男性看護師からのセクハラ問題もあります。介護スタッフなど他部門のスタッフとのやり取りの中でストレスを感じることもありますし、患者やその家族への対応にも場合によってはストレスを感じることがあります。もっと見る
仕事が割に合わない

看護師は他の仕事と比べて平均給与が高いというデータがありますが、実際のところ長く働き続けてもなかなか給与が上がらないということもあり、不満を持っている看護師は多いです。そして、体力的にも精神的にも大変な仕事であるにもかかわらず、それにしては給与が低いと不満を持つ看護師も多く、これでは割に合わないと感じて退職という選択肢が頭をよぎるのです。ここでは、具体的な数字とともに給与の上り幅などを紹介していますので参考にしてください。もっと見る
看護師を苦しませる「6K」

「きつい」「汚い」「危険」で有名な「3K」に加え、最近では「帰れない」「厳しい」「給与が安い」の「新3K」が現れました。この2つを合わせた「6K」が、看護師を苦しめています。看護師は残業でなかなか帰れないことも多く、体力的にきつい仕事です。また、精神的に厳しいと感じることも多く経験しますし、衛生面での注意も必要です。こういった様々な要因が重なり合って、看護師の仕事を続けていくことを諦めてしまう人がいるのです。もっと見る